GGBコラム5月号
展覧会の開き方−開催初日から最終日まで(次回にむけて)

いよいよ展覧会の開催初日。案内状を送付した方はもちろん、ギャラリー巡りをされている方(例えば、美術愛好者・画廊オーナーや学芸員など美術関係者・作家)が展覧会に訪れます。入場された方には、次回展覧会の案内状をお送りする為にも、芳名録に記帳をしていただきます。
主催者が声をかけるか、又は来場者より問いかけがない限り、大抵の場合来場者のペースで鑑賞され、言葉を交わすことなく会場を後にされるでしょう。
そんな場合に備えて、会場にはプロフィールや画歴、作品に対するコメントなどを掲示したり、過去の作品をまとめたファイルを用意します。
展覧会は、来場者からの作品に対する様々な意見や感想を得ることができますが、何よりも自分の作品と向き合える貴重な時間を持つチャンスです。また、アトリエでは撮影が困難な、大作など作品の写真撮影を会場でされる場合もあります。せっかくの展覧会です。普段できない人との交流や作品との対峙、写真撮影、次回展覧会の構想など、限られた環境と時間を有意義に活用して下さい。