No.152 / 水溜 / 455mm×380mm

窪田皓一

人は素晴らしい風景に感動する、美しいものに出会い心にひびく、人間の喜怒哀楽の表情をいとおしく思う。こういう情景を作者が感じるままに画材の上にぶつける。絵の出発点は写生ではないでしょうか。
一方で写生によらず、自然の息ぶきがあまり感じられない創作したと思われる絵が最近増えているようです。これも立派な画風で作者が自由に表現し、観る人はお好みによって鑑賞することができるでしょう。
窪田皓一の絵は、写生を作画の基本に心がけ、自然の営みの素晴らしさを独特の感性で精一杯描いたもので、どことなく昭和の香りがただよう作品です。
色鉛筆画では珍しい大きなサイズの画材に精緻なタッチで描かれているのが一番の特徴です。

窪田皓一 略歴

1938年金沢市生まれ。金沢大学工学部卒業後、大阪の大手重工業メーカーにてエンジニアの道に進みました。自由な生き方を求め50歳を前に退職。戦後の食糧難の時代に故郷の山歩きできのこに親しんだこともあり、山を買いしいたけ栽培を15年ほど続けましたが腰を痛め取りやめ、家の中でかさ高さを感じさせず、お荷物にならないよう、色鉛筆画の制作に取り組みはじめました。

通信教育で絵を学び始めましたがあきたらず、その後は独力で試行錯誤を繰り返しました。
作品を世に問うてみようと10数年前から上野の森美術館の「日本の自然を描く展」と
大阪府内のいくつかの市展に毎年出品してきました。
「日本の自然を描く展」では毎年入選、優秀賞2回、佳作1回受賞しています。


窪田梹q 略歴

1941年大阪生まれ。太平洋戦争が始まり、石川県へ疎開。
金沢大学教育学部を卒業後、34年間教師を勤める。
退職後、主人のきのこ栽培を手伝いがてら、NHK学園の通信講座で
17年間水彩画を学ぶ。
以後、心をひきつけられる場所や場面に出会うと、写真にとり描いている。