窪田皓一

新作
No.156 / 伊良湖 / 365mm×515mm

新作
No.90 / びわ / 545mm×790mm

No.126 / まつたけ / 560mm×760mm

自宅から車でおよそ1時間、毎朝早く雑木林に囲まれたしいたけ山に作業に向かいます。
しいたけ栽培は結構しんどい作業を伴いますが、自然に囲まれた山には季節の移り変わりとともに、さまざまな命がめばえ、成長し、やがては退化していくことに生存競争のきびしさと人との共生という自然の営みにある種の感動をおぼえます。
寒さがあけるとまずは落葉樹に茶色のつぼみがふくらみ、春蘭が開花し、いろいろな木々が新芽を出し、次第にやわらかい黄緑と変わっていきます。ヤマツツジの赤い小さな花びらが控えめに自己主張をします。梅雨時ともなれば野生のアジサイがみずみずしさを増すのもつかのま、濃い緑に変わった林に時折訪れる夕立がうるおいをもたらします。
しいたけ小屋へのあぜ道に立ち並ぶひがん花の咲く早朝、小屋のそばの万年青の葉には夜露が丸く凝集し山は深まりゆく秋の準備をはじめます。

No.147 / 箱根の木 / 560mm×760mm

No.80 / ひがん花 / 380mm×455mm

No.143 / ぼたん / 365mm×515mm

No.188 / 桃の花1 / 360mm×510mm


No.148 / さくら / 560mm×760mm

No.189 / ゆず / 550mm×790mm

No.170 / ちりめん波 / 560mm×760mm

No.130 / 雲 / 560mm×760mm

No.201 / そらとはと / 400mm×540mm

No.179 / せみの羽化 / 765mm×560mm

生き物たちも次々に現れては去っていきます。立春を過ぎると南から渡り鳥がやってきてヒサカキのつぼみや花びらをついばみます。暖かくなりはじめるとメジロ、ウグイスが現れますが、ウグイスの鳴き声は最初はたどたどしく、ホーホケキョの美声がひびくのはひと月ほどたってからのことです。
地面ではとかげやへびが原木の周りを這いまわり、モグラや野ネズミも姿をみせます。栽培場所から10数メートル離れたところにけもの道があり、時折イノシシがブオーッと鼻をならして通り過ぎますが、出合がしらを避けるために、こちらもブオーと挨拶を交わします。夏の盛り、せみ達によるシンフォニーのアンコールにこたえて、つくつくほうしがソロを披露する頃になれば、夜なべするしいたけ小屋に小さく聞こえてくる澄んだ虫の鳴き声につられ外に出てみると、凛とした冷気の中、闇空に輝くあふれんばかりの星屑に思わず身震いを感じます。

No.158 / 春めく / 560mm×760mm

No.161 / 冬の朝 / 750mm×560mm

No.118 / らくうしょう / 560mm×760mm

No.185 / 春のきざし / 510mm×350mm


No.183 / 湯けむり / 510mm×360mm

 

掲載しておりました下記作品は販売終了いたしました。


No.137 / てんぐだけ / 500mm×650mm